今日のストップ高銘柄を見ていると、単純に「何でも上がった日」ではなかったように思います。
むしろ、材料のある銘柄、テーマ性のある銘柄、そして需給が軽い銘柄に、短期資金がかなり集中していた。そんな一日でした。
こういう日は、今日強かった銘柄をそのまま全部追うよりも、
なぜ買われたのか
その理由は明日も続きそうか
を分けて見たほうが、翌日の監視はしやすくなります。
今日はその視点で、ストップ高銘柄の中から、明日も特に注目しておきたいものを絞ってみます。
まず一番に見ておきたいのは、テラドローン
テラドローンは、やはり防衛×ドローンというテーマの強さが目立ちます。
同社は3月24日に防衛装備品市場への本格参入と米国子会社「Terra Defense」設立を発表しており、足元はその流れの中で継続的に買われています。4月13日もストップ高まで買われ、ドローン関連全体への資金流入を象徴するような動きでした。
この銘柄の強さは、単発材料というより、今の市場が好みやすいテーマの中心にいることです。
防衛という国策性。
ドローンという分かりやすさ。
さらに、関連銘柄にも資金が波及しやすいこと。
このあたりを考えると、明日も最上位で監視する価値はありそうです。
ただし、強い銘柄ほど注意点もあります。
すでに注目度はかなり高く、寄り付きから大きく買われすぎると、短期資金の利食いも出やすい。
なので、明日この銘柄で本当に見たいのは、
「高く始まるか」ではなく、
高く始まったあとに押しをこなせるかです。
需給だけで飛ぶなら、ソフトテックスも外せない
ソフトテックスは、4月9日に新規上場したばかりのIPOで、公開規模は約5.4億円と小さく、上場後すぐに短期資金の対象になっています。4月10日に前場ストップ高、4月13日もストップ高まで買われており、典型的なIPOセカンダリー需給株の動きです。
この銘柄の良さは、テーマの強さというより、需給の軽さそのものです。
小型IPOは、理屈よりも板で飛ぶことがある。
強い時は、材料説明より先に株価が走る。
そういう典型に近い動きです。
だから、明日もまだ資金が残っていれば、もう一段上を試す可能性はあります。
ただ、その反面で、崩れる時も本当に速い。
これもIPO銘柄の特徴です。
明日見るべきなのは、特買いの長さと、寄ったあとの失速の速さ。
寄り付いた瞬間に売りに押されるなら、一気に雰囲気が変わる可能性があります。
強い候補ではある。
でも、かなりハイボラ前提で見る銘柄です。
材料の質で見るなら、バリュエンスはかなり分かりやすい
バリュエンスは、26年8月期の通期業績予想を上方修正し、あわせて期末配当予想も引き上げました。売上高は990億円から1060億円へ、経常利益は37億円から52.6億円へ上方修正され、配当も30円から45円へ増額されています。4月13日はこれを受けてストップ高水準まで買われました。
この銘柄は、テラドローンやソフトテックスとは少し性格が違います。
テーマ株というより、業績修正を素直に評価された銘柄です。
だからこそ、思惑だけで飛んだ銘柄よりも、押し目買いが入りやすい面があります。
もちろん、明日も連続ストップ高になるかというと、それは少し別の話です。
ただ、派手さはなくても、高値圏を維持しながらしっかり推移する候補としてはかなり見やすい。
短期資金だけではなく、材料の質で買われた銘柄として、監視の優先度は高めに置いておきたいです。
逆に、少し慎重に見たい銘柄もある
たとえばサイフューズです。
広島大学との共同プロジェクトがAMEDの再生医療等実用化研究事業に採択されたことは材料として悪くありません。ただ、4月13日は一時ストップ高まで買われながら、引けでは上げ幅を大きく縮めました。
こういう銘柄は、材料の中身よりも、当日の引け方が気になります。
一時的に資金が集まっても、引けまで勢いが続かなかった。
この形は、翌日も寄り付き主導で終わることが少なくありません。
リアルゲイトも、強いことは強かったのですが、当日を強く支える新しい材料がやや見えにくく、需給先行の色が濃く見えます。
こういう銘柄は、翌日高く始まったあとに失速することもあるので、追いかけるなら慎重さが必要です。
明日の監視は、結局ここを見ることになる
明日いちばん大事なのは、銘柄名そのものより、寄り付き前後の板と値動きです。
特に見たいのは3つです。
まず、寄り前気配。
ここでどれだけ買いが積み上がるか。
次に、特買いの長さ。
これは短期資金がまだ抜けていないかを見るうえで、かなり分かりやすいポイントです。
そして、最初の5分足。
高く始まったあとにさらに買われるのか。
それとも、上ヒゲをつけて失速するのか。
ここで翌日の強弱はかなり分かれます。
まとめ
今日のストップ高銘柄の中で、明日も特に見ておきたいのは、
テラドローン
ソフトテックス
バリュエンス
この3銘柄です。
テーマの強さならテラドローン。
需給の軽さならソフトテックス。
材料の質ならバリュエンス。
この3つは、それぞれ違う強さを持っています。
明日も大事なのは、ただ高く始まることではなく、
高く始まったあとに資金が続くかどうかです。
その点を意識しながら、寄り付きから落ち着いて見ていきたいところです。

