2026年3月26日時点の判定として、対象期間は直近3営業日から前営業日まで、つまり 2026年3月23日から3月25日 で見ています。3月23日は日経平均が一時2600円超安の急落、3月25日は中東情勢の緩和期待で一時1700円超高まで戻す荒い地合いでした。このため今回は、単純な上昇率だけでなく、「全面安の23日をまたいでなお3日合計でプラスを維持したか」と「同テーマ内で複数銘柄が同時に上がったか」を強めに評価しています。
【今日の動意テーマランキング】
1位: 銀行
理由: 3月23日から25日で、三菱UFJは2564.5円から2718.5円へ約6.0%上昇、みずほFGは5929円から6421円へ約8.3%上昇。地方銀行でも、しずおかFGが2510円から2672.5円へ約6.5%、千葉銀行が1948円から2099.5円へ約7.8%、群馬銀行が2036円から2158円へ約6.0%と広く買われており、メガバンクと地銀の両方に資金が入ったのが強いです。テーマとしての広がりが最も明確でした。
主導銘柄: 三菱UFJ、みずほFG、しずおかFG
2位: 半導体
理由: 東京エレクトロンは38300円から40360円へ約5.4%、アドバンテストは22730円から23425円へ約3.1%上昇。相場全体が荒い中でも主力が切り返しており、3月24日の人気テーマ順位でも半導体は5位に入っていました。値幅は銀行ほどではないですが、主力株主導で資金が戻ったと見てよさそうです。
主導銘柄: 東京エレクトロン、アドバンテスト
3位: フィジカルAI
理由: ソフトバンクGは3507円から3809円へ約8.6%、安川電機は4242円から4510円へ約6.3%、ハーモニックは3825円から4070円へ約6.4%上昇し、テーマ内の代表株がそろってプラスでした。3月24日の人気テーマでもフィジカルAIは7位に入っており、AIそのものより「実装されるAI」に資金が向かった形です。
主導銘柄: ソフトバンクグループ、安川電機、ハーモニック
4位: 防衛
理由: 三菱重工は4517円から4547円へ約0.7%と小幅ながら3日合計でプラス、東京計器は7290円から7520円へ約3.2%、石川製作所は2228円から2344円へ約5.2%上昇しました。3月24日に「防衛」は人気テーマ4位で、日米首脳会談や中東情勢を背景に再注目とされていました。主力の値幅は限定的でも、中小型まで物色が波及しているのが評価点です。
主導銘柄: 三菱重工業、東京計器、石川製作所
5位: データセンター
理由: フジクラは24330円から27475円へ約12.9%と非常に強く、テーマのけん引役でした。一方で、NTTは157円から157.5円へほぼ横ばい、さくらインターネットは2742円から2640円へ下落しており、テーマ全体の足並みはまだそろい切っていません。ただし3月25日の人気テーマでデータセンターは8位に入り、「コンテナ型」の取り組み拡大が材料視されており、主導株先行型の動意としては十分注目圏です。
主導銘柄: フジクラ
【有望銘柄】
テーマ名: 銀行
本命: 三菱UFJ
連想候補: みずほFG、しずおかFG
出遅れ候補: 群馬銀行
理由: メガバンクと地銀が同時高で、テーマとしての面の強さがあるためです。三菱UFJは出来高も高水準で王道、しずおかFGは地銀の中でも値幅が目立ち、群馬銀行は上昇率は確保しつつ過熱感が相対的にやや小さめです。
テーマ名: 半導体
本命: 東京エレクトロン
連想候補: アドバンテスト、SCREEN
出遅れ候補: ルネサス
理由: まず主力の東京エレクトロンとアドバンテストに資金が戻っており、半導体製造装置にも連想が効きやすい地合いです。ルネサスは装置株ほどテーマ性が先行していない分、半導体全体の物色が広がる局面では拾われやすい候補です。
テーマ名: フィジカルAI
本命: ソフトバンクグループ
連想候補: 安川電機、ハーモニック
出遅れ候補: 日立製作所
理由: ソフトバンクGがテーマの旗振り役で、ロボット実装側の安川・ハーモニックが追随しています。日立はAI・産業システムの両にらみができる割に、3営業日の値動きは相対的に穏やかで、後追い物色候補として見やすいです。
テーマ名: 防衛
本命: 三菱重工業
連想候補: 東京計器、石川製作所
出遅れ候補: IHI
理由: 三菱重工は防衛の本流で、テーマが続くならまず外しにくい中心株です。東京計器、石川製作所は値幅が出やすく短期資金が集まりやすい銘柄。IHIは宇宙やエネルギーにも絡み、第二テーマへの広がりも取りやすいです。
テーマ名: データセンター
本命: フジクラ
連想候補: NTT、さくらインターネット
出遅れ候補: 住友電気工業
理由: 直近3営業日の実際の値動きではフジクラが圧倒的で、まずここが主導株です。NTTは大型安定、さくらは足元では弱いもののテーマの象徴銘柄として切り返し余地があります。住友電工は電線・通信インフラ・電力網の観点から連想が効きやすいです。
【第二テーマ候補】
主テーマ: 銀行
第二テーマ: 地方銀行
連想理由: 今回はメガバンクだけでなく地銀まで同時高でした。資金の広がり方としては、銀行本体から地方銀行へ波及する形が最も自然です。
主テーマ: 半導体
第二テーマ: 半導体製造装置
連想理由: 今回の上昇確認は実質的に装置株主導でした。半導体本体より、装置・検査・周辺サプライチェーンに資金が拡散しやすい局面です。
主テーマ: フィジカルAI
第二テーマ: ドローン
連想理由: AIの実装先として、ロボット、制御、無人化の流れが強まると、次に注目されやすいのがドローンです。人気テーマランキングでもドローンは3月25日に10位へ入っていました。
主テーマ: 防衛
第二テーマ: 宇宙開発関連
連想理由: 防衛需要の強まりは、そのまま宇宙・衛星・ミサイル防衛・航空宇宙へ連想されやすいです。三菱重工やIHIが両テーマにまたがるため、資金移動も起きやすいと見ます。
主テーマ: データセンター
第二テーマ: パワー半導体
連想理由: データセンター増設は電力消費との戦いでもあり、電力制御を担うパワー半導体が次の連想先になりやすいです。この連関は2月の注目テーマ記事でも明示されていました。
補足です。蓄電池、レアアース、小型原子炉は3月24日から25日の人気テーマ上位に入っており、注目度そのものは高いです。ただ、今回の代表株ベースの3営業日判定では、銀行、半導体、フィジカルAI、防衛ほどの「複数代表株の同時上昇」がはっきり確認しづらかったので、今回は次点扱いにしました。ここは不確かさが少し残ります。
